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英検2級の攻略法①

英検®スカイプレッスンを提供するラインゲートでは、英検2級の筆記試験の攻略法を公開しております。受験者にとってためになる情報満載です。英語を学習される方にとってもわかりやすいように記述しました。

攻略法をご覧になる前に、恐れ入りますが必ず英検攻略法のトップページをご覧ください。アドバイス、注意事項などが書かれております。

英検2級の概要brief introduction of Eiken Grade 2

  • 英検2級は、準2級までの英語力を日常生活の様々な場面で使用する力を身につけている級で、高校卒業程度のレベルと言われています。
  • 高校卒業程度のレベルというは非常にあいまいです。つまり、どのレベルの高校を卒業したレベルなのかがよくわかりません。弊社の印象では中堅高校(偏差値55~60)卒業程度で、GMARCHの下のレベルの大学入試レベルという感じです。
  • 日常生活だけではなく、社会生活においても必要な英語を理解し使用できることが求められます。
  • 英検準1級挑戦への足固め、土台作りとしても取得するのに意義がある級だと考えます。
  • 大学入試センター試験と同じくらいかそれよりも少し難しいレベルなので、センター試験を受験しようと思っている方は英検2級を取ってみてはいかがでしょうか。
  • 海外留学するための判断基準となります。自信を持って海外留学できることでしょう。
  • ビジネスにおいても就職活動の履歴書で英語力をアピールできる級です。
  • 試験は、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキング)です。

英検2級の攻略法/筆記試験①technique for Eiken grade 2

ただ単に攻略法を理論的に書くよりも、例題を挙げて説明した方がわかりやすいため、以下の攻略法の中に記載されている設問は2015年6月実施の英検2級の問題を示しております。その問題は英検オフィシャルページに載っておりますので、英検2級 2015年6月実施問題を見ながら攻略法を読んでいくとわかりやすいです。

大問1について

  • 問題数は20問が一般的
  • 単語と、語句(熟語)少々の穴埋め問題。
  • 文法要素は、形容詞、動詞、名詞、副詞、時制、接続詞、決まり文句
  • 準2級より単語の難易度が上がっているため、意味がわからない単語も出てくるかもしれない。ただし、3つはわかるというパターンが多いレベルなので、消去法で答えは導き出せる。
  • 選択肢の単語は、一番よく使われる意味でないことがあるので、一番良く使われる意味に捉われてしまうのは避ける。例えば設問2の『spot』の一番よく使われる意味は『~に染み(汚れ)を付ける』であり、『見つける、見分ける』というのは2~3番目の意味である。
  • 容易な問題と難しい問題の差がかなりある。従って、難しい問題にばかり気を取られず、容易な問題を確実に正答するようにすること。
  • 基本的な決まり文句表現を問う問題もあるので、それに気づかなければどれが正解なのかわからず、時間ばかり過ぎていってしまう。従って、決まり文句集や基本的な熟語集を活用すると良い。例えば設問8では空欄前の『to some』を見た時点で、『to some extent(ある程度)』という決まり文句が頭に浮かんでいるべき。
  • AとBの会話の中の空欄というパターンもあり、その分読むべき量は増えるが、文の難易度はさほど高くないので、全てしっかり訳せるレベルには達しておきたい。そのためには文章を読む練習だけでなく、素早く読むテクニックを習得すべき。
  • 全ての文をしっかり訳せるレベルが必要というのは、前後の文の意味がわからないと、たとえ選択肢の単語や熟語の意味が全てわかっていても答えを導けないからである。例えば設問14や20などを見て欲しい。
  • 決まり文句が入るのだろうというのはわかるけれど、それが具体的に何かわからないという場合があると思います。しかし、慌てる必要はなく、選択肢を一つずつ入れてみて『しっくりくるもの』が正しい答えであることが多い。例えば設問17の場合、『Frankはレモンをかじって何かリアクションした』ということは容易にわかり、それがどういうリアクションなのかが問われている。『make a face』で顔をしかめるという決まり文句なのだが、それを知っている人は少ないはず。ただ、選択肢を入れていき、『1.顔を作る』、『2.足を作る』、『3.心を作る』、『4.手を作る』を見比べると、顔を作る→変な顔をしたという発想ができて、他に比べて一番しっくりくるので正答が浮かび上がる。
  • 時制を問う問題でも”もうひとひねり”加えられた問題も出る。例えば設問18は過去形が入ることがすぐわかるので『he forgot』になるはずだがそれが無い。ただ、倒置法が使われているとすぐに気づくことが出来なくてはいけない。
  • 少なくとも80%以上の正答率は欲しい。

大問2について

  • 問題数は5問が一般的
  • 選択肢を並び替えて文を完成させる。
  • 難易度は準2級より大分難しく感じる。
  • 決まり文句、熟語が使用されていることが多い。しかし、それを知らなくてもSVOやSVC、SVOC、SVOOの構文の理解と、前置詞の後は名詞などの基本事項が把握できていれば自然と並び替えができる。例えば設問21では、『tell A from B(AとBを見分ける)』という熟語が使われているが、それに気づかなかったとしても、Sの後はVが来る基本でまず5→3と入ることがわかり、空欄の後ろの『maple tree』の前には冠詞が入るので1が来ることがわかる。そして、『can’t even tell』と『a maple tree』を結びつけるためには、文法的に『from an oak tree』か『an oak tree from』のどちらが適切か?はすぐにわかるはず。また、この時に『mapleとoakの見分けがつかない』という訳なることが自然と予想できていないといけない。
  • 設問22も同様に、SVの基本構文から2→4→3が入ることがすぐにわかる。そして、前置詞の後ろは名詞という基本原則から、後ろの『ice』につなげるためには『for』が前に来ることがわかり、残りの『out』がどこになるかが自動的にわかる。従って、『look out for(~に注意する)』という熟語を知らなくても正しい答えを出せるのである。
  • 設問の文章自体は難しくないので、間違いなく訳すことができるレベルは最低限必要。訳ができれば構文の基本原理を使う方法だけでなく、和訳からも正しい並び替えがどうあるべきかを導き出すことを容易にする。
  • SV・・・という基本構文になっていない場合も存在する。その場合は和訳がどうなるかから考えて並び替えを考えると良い。例えば設問24だと、『彼はどの大学に勉強しに行っても、(学費が)高くなるだろうことを知っている』という和訳になることは容易にわかるだろう。その和訳から、選択肢を並び替えるのではなく、自分で文を作ってみる。『whichever university he goes to study at』という文が作れるはずである。ちなみに、最後の『at』は『university』にかかっている、つまり『whichever』は関係代名詞と同じ働きをしていることは、英検2級受験者として理解していて当然のことである。 設問25も和訳から入って、並び替えを考えるべき問題である。
  • 2級を受験する者にとっては、5問中4問は正答したいレベルの問題。

大問3-Aについて

  • 問題数は4問が一般的
  • 約1ページの長文の空欄(4ヵ所)に単語を入れる問題
  • 設問の選択肢を先に読む必要はない。
  • 当問題においては、タイトルはそこまでの解答のキーにならないので意識しなくて良い。それよりも文章を読み始めてできるだけ早い段階で、ああこれは何について言っている文章なのだなと感じ取る方が重要。
  • 前後の文の内容から導くというよりも、動詞の使い方や動名詞、不定詞の使い方など文法的な観点から答えを出す問題もある。出題者の意図は受験者が文法をしっかりわかっているかというもの。例えば設問26では、『to reduce the amount(量を減らすこと)』と言ってるのに加えて、その後ろに『being』と空欄が来ている。ここで『being』と空欄部分はその前の『the amount(量)』を修飾する動名詞になっていることに気づかなければならない(~された量)。設問26の選択肢はどれも簡単な単語なので、文脈に沿う意味、つまり『生成された量を減らす』というのを可能にする『produced』が入ることが分かる。
  • 選択肢の単語は特に難しいものは少ない。4つ全て意味がわかるべきレベルの単語である。
  • 空欄の前後の文脈からどういう意味の単語が入るか問う問題は、当たり前のことだが前後の文の和訳をしっかりできることが前提となる。
  • 文章自体(単語や表現も含む)高校で学んだ英語が習得できていれば難しく感じることはないレベル。
  • 代名詞(it、they、this、that)などが何を指しているかを正確に読み取ること。設問29のある文では『this』と『they』という2つの代名詞があり、それらが何を指しているか誤って読み取ってしまうと空欄に入るべき意味の単語も変わってきてしまう。
  • 4問中3問の正答は確実に取れるようにしましょう。

大問3-Bについて

  • 問題数は4問が一般的
  • 3-Aと同じく1ページ弱の長文に空欄が4つあり、選択肢から適切な単語を選ぶ問題。
  • 設問の選択肢は予め見ておく必要はない。
  • 社会情勢の内容が多い。
  • 文章の難易度は3-Aより少し難しいくらい。
  • 文脈からどの単語を空欄に入れるべきかを問う問題が多い。
  • 文脈といっても、空欄の直前直後の文から導けるものは少なく、2つ先、3つ先の文が鍵だったり、文章全体から何を主張したいかを読み取ってからでないと最も適切な単語を入れられないケースがある。例えば設問32について、『Before Impetus-PEF was ( 32 ),』となっているが、空欄に何が入るか確実なものにするためのキーワード・キーフレーズは、その3文後の『After Impetus-PEF began giving it advice,(Impetus-PEFがSt Giles Trustにアドバイスを与え始めた後)』である。『Before』と『After』の対比になっているのがポイントだと気づかなければならない。従って空欄には『After』の文に近い意味になるように、1の『関与する』が入ることがわかる。それ以外は『After』の文とはかけ離れた内容になってしまうから不適切とわかる。つまり、『Impetus-PEFが関与する前』という文になるのが自然である。
  • 3-Aより少し難しいとはいえ、4問中3問は取れる、取れなくてはいけないレベルの問題である。

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